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(P 33-34)

部会別報告
第二工業部会

 

道路沿いのショーウィンドーが驚くほど綺麗になり、クリスマスを迎えたイルミネーション、名物のバイクの数、乗る人の服装、新型車種の質・量共に年々「新化」しているような気がする。ベトナムへの投資拡大に併せ、当部会も2005年度新たに4社の新入会があり、総数36社と、商工部会でも有数の部会となった。

第二工業部会は上述のごとく、新規加入を含め、現段階では商工会においてサービス部会に続く2番目に大きい部会の一つとなっているが、歴史を辿れば、他の部会に属さないその他製造業群の旧第二工業部会と、精密機器製造・機械製造などからなる第三工業部会の合併によって作られた比較的新しい部会である。

このため業種、営業形態、地域という、共通する問題点や課題の解決をテーマとして部会の交流を図ることがきわめて難しく、結果的に親睦会的活動を中心として、会員各社が個別に抱えるさまざまな問題点や、共通する労使問題や税金問題、その他商工会全体での話題等の意見交換の場、そして商工会の活動報告の場となっている。これら事情の違うさまざまな事業形態の中で、ベトナム特有の悩み、問題点などについて異業種がそれぞれの立場で情報収集を行い、補完しあい、交流を深めるというのが、今の第二工業部会での主な活動ではないかと思っている。

以前はあるテーマをもうけて色々な方からお話を聞く機会もあったと聞くが、ここ数年は商工会や、総領事館からの情報と各企業間での情報交換の場という位置づけが最も多く、さらに懇親会を軸とした生活面での情報交換が多く行われるようになった。これが業種を超えたある意味での連帯感につながり、そのことが第二工業部会独特の雰囲気を醸成しているような気がする。

このような独自の風土の形成で部会自身の方向性はどちらかといえば、業種一丸となってビジネス上での困難を乗り越えていこうという形ではなく、それぞれが補足し合い話し合いによる解決法が良しとされることとなった。この方向性に基づいて部会の運営を図るのだが、結果的にどちらかといえば部会を定期的に開いて、ある個別の問題を議論するというよりは、総花的議論の中から会員同士で知恵を出し合うことが重要なこととなり、自然な形で懇親会の延長的会合が頻繁に行われるようになっている。

部会においてはその会社の代表者が出席して意見を交換することが主体だが、ゴルフコンペ、懇親会に関しては会社に所属していればどの人が出席してもかまわないということになっており、これが結果的に年代を超えた新しい考え方の話し合いになっていくのである。

こういった活動を通して、異業種はもとより年代も超えた交流を深めることで、日本でビジネスをしていたときと違い多くの意見に触れられることになった。このことが、結果的に自社のマネージメントの観点からもあるいはマーケティングの観点からも、少なからず良い影響を与えるのではないだろうか。

第二工業部会が正式に発足してはや4年余りが経過し、種々直面する問題に対してもこの部会が有効に活用されている。関連政府各所の提出資料やその後の問題など細かいことについても会員相互のコミュニケーションは比較的スムーズに取られている。今後においても新規会員の心強いコミュニティーになるべく今後とも努力していかなくてはならない。

一方、これだけ多数の会員数になってくると、連絡を取り合うだけでもかなりの労力が必要であり、メールによる情報交換にも限界があるため、今後はいかにして会員相互交流の融和をさらに広げていくかが、ますます大きな課題となってくると思われる。

第二工業部会は会員各位がそれぞれ事業拡大に向け日ごろ邁進しており、市内に活動拠点を持たない会員もあり、日常業務に忙しい中での団体行動は非常に困難であることも事実である。こういったことから定期的に部会に参加する余裕も無いのではないかと懸念され、勢い週末のゴルフコンペ、夜の部会兼懇親会を中心とした活動が多くなった。それでもこういった一連の懇親会活動が、時として孤立しがちな日常からの情報遮断を回避する一助になればと考える次第である。

今後の活動においてこの第二工業部会の風土とそれに伴う課題をどう克服していくかは継続議論となるが、歴代の部会長が思いを一つにされている、業種・年代不問の複合コミュニティー・コミュニケーションを大切にし、その上で多数の会員が参加できる部会をどう運営していくか大きな焦点となることは間違いがない。

ますます発展、さらなる脚光を浴びること間違いないベトナムにおいて、商工会の一大勢力としてユニークな活動を広げる部会に発展していくことを願い、会員各位の一層の発展と部会のさらなるバージョンアップを祈念してやまない。