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(P 37-38)

部会別報告
第四工業部会

 

1. 部会紹介

第四工業部会はホーチミン市の7区にある300haにもおよぶ工業団地で、三方をサイゴン川に囲まれ、半島状に立地しているタントゥアン輸出加工区(以下TTZ)内で操業する日系企業で構成されている。ホーチミン市まで5km、空港まで30kmで、サイゴン港・タントゥアン港に近く、交通面では便利な位置にある。

TTZは全151社で、日本58社、台湾67社、韓国8社、その他7カ国の企業が操業している。現在JBAHの会員企業は42社で日系企業の約73%が会員となっている。

会員企業は繊維関連・電気電子・機械・プラスチック・飲料食品・自動車関連・サービス・医療機器・包装等多種多様の製造業からなり、従業員も40人から7,300人と企業規模も大小さまざまに織り混ざっている。

以上のような構成のなかで、会員間の情報および諸問題の共有化ならびに会員相互の親睦などを行いながら活動を実施している。


2. 2005年度活動報告

(1) 情報および諸問題の共有化

原則隔月当工業部会の理事と部会内組織の幹事で「理事・幹事会」を行い、JBAH情報の伝達および会員企業からの問題提起に基づく意見交換や、方向付けを行っている。

部会員への「理事・幹事会」の結果報告、TTZ企業共有の問題提起と上部機関への要請および各会員間の情報交換を行うため、2ヶ月に1回全体部会を開催している。

<主な部会検討項目>
雇用問題についての確認
税務・会計問題の確認
05年度賃金実態調査実施について
TTZ日系企業の所得税申告についての情 報交換
工業団地管理会社(TTC)への環境改善要求 事項提出
ホーチミン市工業団地・輸出加工区管理 委員会(以下HEPZA)/TTZ合同意見聴取 会参加
HEPZA指示の通勤バス利用の確認
TTZ内企業ストライキの状況確認
交通事故防止対応&課題の確認
HEPZA調査および依頼事項の対応につい て

(2) アンケート調査

会員企業の労働条件・賃金実態・昇給・福利厚生・日本人出向者の処遇等についてアンケートによる企業実態調査を実施した。

2005年度の各社賃金レベルの情報を共有化することで、次年度のベースアップの貴重な資料した。

(3) 特別活動

会員相互の親睦を図るため、またベトナム進出企業として、産業だけでなく、地域に貢献する事を目的にしている。
ゴルフコンペを年4回開催し、チャリティー 基金へ拠出
商工会チャリティーバザーや大運動会へ の人員派遣・協力
会員相互の親睦と情報交換のための、懇 親会や親睦忘年会の開催
JBAH委員会への参加(税制・雇用委員会 の活動)


3. 今後の活動

会員企業の多くは新工場への移転や工場増設等により事業拡大を行っている。

今後、ベトナムへの期待は大きく、会員企業においてもさらに拡大することは明らかである。

その中で、ベトナム政府の法改正により生ずる雇用・税制・金融などの問題と従業員の確保難・賃金の高騰に対して、TTZ内の企業が取り組んでいくためには、情報および問題の共有化が必要になってくる。

今後とも、部会を通して問題解決を図っていくとともに、HEPZA、JBAH、JETRO、総領事館の方の力添えをいただきたい。