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委員会別報告
人材育成プログラム推進委員会

 

当委員会は(社)日本経済団体連合会(以下経団連)・日越経済委員会の協力のもと、ベトナムにおける人材育成を支援・促進する目的で2002年度に発足した委員会である。
主な事業内容は、ホーチミン日本商工会(以下JBAH)と経団連の共同で運営している奨学金給付事業、および経団連からの講師派遣セミナーを中心とした各種セミナーの開催である。


1. 2006年度奨学金給付事業

2002年度に創設された奨学金制度に従い、対象大学であるホーチミン市人文社会科学大学およびホーチミン市工科大学から、経済的に困難な状況にありかつ成績優秀な学生を対象に、大学側からの推薦を元に選考を実施した。すでに03年度から当奨学金制度の適用を受けた学生が無事学業を終え、社会へと巣立っているが、こうした卒業生にかわり今年新たに20名の2年生を加え、総勢90名の学生に年間一人200万ドンの奨学金を授与した。
奨学金授与式は、11月30日レジェンドホテルにて、在ホーチミン日本国総領事館平山首席領事、ホーチミン市国家大学Dien副学長、ホーチミン市人文社会科学大学Phuoc副学長、ならびにホーチミン市工科大学Thong学生課長を来賓としてお迎えし、またJBAHより石田会長他、日越人材育成プログラム基金(本奨学金基金)評議員各位も出席し、盛大に開催された。
当事業は社会的にも非常に高い評価を得ており、当日はホーチミンテレビをはじめとした多数の報道機関が取材に訪れ、翌日以降の新聞等の紙面を飾ったほか、ホーチミン市のホームページにも掲載され、学生のみならず多方面から謝辞が寄せられた。また、当日学生諸子からも多数のお礼状をiいただいたが、いずれも勉学の継続に本奨学金が少なからず役立っていることを実感させるものであった。中には日本語で書かれたものも多数見受けられた。
本奨学金事業の基礎となる日越人材育成プログラム基金は、発足当初、5年間の奨学金供与を目処に、経団連から250万円、JBAH会員及び在留邦人からの募金250万円、合計500万円により開始されたが、本事業がJBAHのベトナム社会貢献事業として非常に高い評価を受けてきた実績に鑑み、本年度より更に5年間の継続事業として実施されることとなったものである。なお、資金的には経団連よりの追加拠出250万円に加え、06年度以降5年間JBAH予算から毎年50万円、合計250万円を拠出することとして、JBAH総会の承認を得ている。


2. 人材育成セミナー

昨年度は、06年2月16日、経団連よりの講師派遣を受け、経団連・ベトナム商工会議所・JBAH共催のベトナム人向け「人材育成セミナー」を、ニューワールドホテルにて開催した。セミナーは、(財)国際金融情報センター竹内氏による外国直接投資のさらなる招聘策について」、ならびに伊藤忠商事鬼久保ホーチミン事務所長による「日本向けベトナム産品の輸出拡大策 ? 繊維 ?」であったが、WTO加盟を控えてのタイムリーな内容であり、たいへん好評であった。今年度についても、3月中に実施する方向で検討を進めている。