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部会別報告
第四工業部会

 

1. 部会紹介 

第四工業部会は、2006年9月開業15周年を迎えたタントゥアン輸出加工区(以下TTZ)で操業する日系企業で構成されている。当地区はサイゴン川に抱き抱えられるような半島状で、その広さは300haにおよぶ。TTZのすぐ脇にはタントゥアン港があり輸出入が迅速に行える上、ホーチミン市中心街へも車で20分(5km)で行くことができる便利な所である。
TTZで投資ライセンスを取得している会社は134社にのぼるが、06年末現在で操業しているのは112社である(日本49社、台湾44社、韓国6社、その他13社)。現在JBAH加盟46社(正会員43社、準会員3社)が第四工業部会の活動を行っている。(データは2006年11月30日現在、TTCより)会員企業の業種は、繊維縫製関連、電気電子関連、IT関連、機械部品関連、プラスチック関連、飲料食品関連、自動車関連、サービス関連、医療機器関連、資包材関連等と多種多様の業種からなり、従業員も40人から数千人と企業規模の大小が入り混じっている。また、従業員の構成をみても男性中心の職種、女性中心の職種と多岐に渡っている。
以上のような会員構成の中、同業者間、異業種間との情報交換・共有を図ると共に会員間の親睦に努め諸問題の解決を図る活動を実施している。


2. 2006年度の活動経過 

(1) 06年度は、最低賃金引き上げに関連した各地のストライキ、賃金テーブル提出の督促、通関手続きの煩雑化等難問の多い年であった。
部会として、実態確認、情報の共有化を図るため、定例の部会・理事幹事会だけでなく日常活動として、問題提起・情報提供を行いながら改善、解決の方向づけを行っている。また今年は、JODC(日本貿易開発協会)を招いて、外国投資、税制・経理問題に関する勉強会を開催した。 《今年度主要実施事項》
①最低賃金法改正の確認
②ストライキ発生状況の情報収集と対応策
③テト明け離職者急増の情報交換
④通関手続き煩雑化対応(タントゥアン台湾 商工会と対応協議)
⑤賃金テーブル提出に向け情報交換
⑥ホーチミン市工業団地・輸出加工区管理 委員会(以下HEPZA)主催、展覧・展示会 出展検討(07年5月開催)
⑦ベトナム投資・税法セミナー開催
⑧総領事、HEPZA、第四工業部会理事との 懇親会
⑨工業団地管理会社(TTC)への改善要求(放 置コンテナ、路上販売)
⑩06年度実態調査アンケート
⑪総領事、HEPZA、7区人民委員会、7区公 安との懇親会
(2) 06年度実態調査アンケート
会員企業の従業員の増減状況、基本給諸手当を含む賃金実態、ベースアップ・13ヶ月給料の実態、食事・社員旅行・パーティー等の福利厚生実態、日本人出向者の処遇実態等についてアンケートを実施した。従業員の流動が激しくなっている昨今、賃金だけでなく職場環境にも各社工夫し優良な従業員の確保と定着に苦心しているのが実態である。07年のベースアップを決定するにあたり、各社の賃金ベース、ベースアップ実績・予測(予定)等が貴重な資料になっている。

(3) 親睦とチャリティー活動
第四工業部会会員間の親睦を図るとともに、ベトナムの地にお世話になっている企業として地域社会に貢献することを目的に行っている。
①チャリティーゴルフコンペを年4回開催し特別ルールを設定して、少しでも多くのチャリティー資金が提供できるように工夫して行っている。
②ホーチミン大運動会、JBAH主催のチャリティーバザー等において、応援人員派遣並びに商品提供に努めている。
③会員相互の親睦と情報交換を図るため、会食機会の設定と年末には親睦忘年会を開催している。
④JBAH委員会への積極参加


3. 今後の活動 

2006年で3社新規加入があったが、07年は年明け早々よりさらに3社の加入が予定されている。第四工業部会は50社近い大所帯になるが、会員間の情報交換や課題の共有化を図り、会員各社に有益な部会活動を行っていきたい。
WTO加盟元年、ベトナム政府の方針、諸外国との関係変化、域内社会情勢の変化等激動が予想されるが、HEPZA、JBAH、JETRO、そして総領事館のご支援をいただきながら、ベトナムの発展、ベトナム進出企業の発展に少しでも貢献できる部会活動でありたいと考えている。