2020年1月19日 新型コロナウイルスによる肺炎に関するベトナム保健省の発表について(1月19日)
2020年1月19日
新型コロナウイルスによる肺炎に関するベトナム保健省の発表について(1月19日)
在ホーチミン日本国総領事館1月19日(日) 11:30配信
〇ダナン国際空港で、中国・武漢市から来た中国人観光客2名が発熱していることが発見され、
ベトナム保健省は今回の発熱例を受け感染症予防のための注意事項を発表しました。
〇邦人の皆様におかれましては、現時点においては過度に心配することなく、
ベトナム保健省による上記注意事項を守りつつ状況を見守るようお願いします。
1.1月15日の保健省予防医学部の情報によれば、ベトナム感染症監視システムは、
14日、ダナン国際空港のサーモグラフィーで、中国・武漢市から来た中国人観光客2名が発熱している
ことを発見しました。
この2名はダナン総合病院に入院・隔離され、厳格に監視されました。
また、15日、保健省は、中国・武漢市で発生している新型コロナウイルスによる肺炎と
今回のダナンでの発熱観光客発見の事例を受け、感染症対策会議を開き、
国民に対し、感染症予防のために下記注意事項を発表しました。
(1)急性呼吸器感染症の患者との直接接触を制限する。
患者と接触する時は、医療用マスクを適切に着用し、患者との距離を保つ必要がある。
(2)体を暖かくし、衛生状態を保ち、石鹸でよく手を洗い、肺炎を防ぐためによくうがいをする。
(3)咳やくしゃみをする時は、分泌液の飛沫を抑えるために、布やハンカチで口や鼻を覆う必要がある。
(4)中国湖北省武漢市から帰国した人、又は武漢市の新型肺炎患者と密接に接触した人で、
14日以内に発熱、咳、息切れの等の兆候を示したら至急相談・検査・治療のために
最寄りの医療施設を受診する。
(5)農場の動物や野生動物との濃厚な接触を制限する。
2.17日、保健省は、ダナン空港で発熱が見られ入院した2名の
中国人観光客の現在の状態を発表しました。
2人の内の1人はすでにダナン総合病院を退院しました。
残る1人は入院中ですが、経過は良好で詳しい検査結果を待っています。
不明熱の診断で、インフルエンザ疑いとして治療を受けています。
3.以上の状況を踏まえ、邦人の皆様におかれましては、
現時点においては過度に心配することなく、ベトナム保健省による
上記注意事項を守りつつ状況を見守るようお願いします。