2020年4月6日 ホーチミン市工業団地管理委員会(HEPZA)による誓約書提出要請について
2020年4月6日
ホーチミン市工業団地管理委員会(HEPZA)による誓約書提出要請について
2020/04/06 (月) 17:28配信メール
件名:【JCCH】ホーチミン市工業団地管理委員会(HEPZA)による誓約書提出要請について
JCCH会員各位
ホーチミン市内の製造業企業に対し、新型コロナウイルス対策に係る
工場操業に関する「誓約書」提出の要請がありました。
▶HEPZAからの通知レター(No.1 原文)
http://jcchvn.org/data/attach_files/1484/No.1_Hepza_Letter_902_BQL-LD.pdf
▶誓約書(No.2 日本語仮訳)
http://jcchvn.org/data/attach_files/1485/No.2_Pledge_from_HEPZA.pdf
※誓約書の仮訳は古河オートモーティブパーツベトナム様からご提供頂きました。
御礼申し上げます。
本誓約書の内容について、会員企業様から事務局にお問合せを頂きましたので、
本日、事務局よりHEPZAに対して確認を行いました。
以下、HEPZAへの質問及びHEPZAから得た回答を記載いたしましたので
ご参考まで共有申しげます。
<HEPZAへの質問内容>
1.誓約書記載事項のうち、例えば「労働者の間隔を2m以上あける」など
製造ラインや人員配置の関係上、最大限努力しても対応できない項目が含まれる。
対応不可の項目を明記し、誓約書を提出することは可能か。
また、この場合、何らかのペナルティが発生するか。
→(HEPZA担当者の回答)
〇対応が難しい項目については代替えの対策を明記して提出してほしい。
〇例えば、2m間隔どうしても確保できない場合はパーテーション設置など
区切る対策があれば可。
2.誓約書は社長および労働組合代表の署名が必要となるが、
仮に労働組合が署名を拒否した場合、社長のみの署名で提出することは可能か。
また社内に労働組合が無い場合の対応はどのようになるか。
→(HEPZA担当者の回答)
〇社内の労働組合代表者がサインをしない場合は、上層労働組合へ報告。
〇社内の労働組合がない場合は社長のみサインして欲しい。
3. 誓約書のNo.12では「社内で感染を発生させた時は社長が責任を取る」とされている。
万一、社内で感染者が発生した場合、社長にどのような責任が課されるのか。
4.誓約書の文末に以下の記載があるが、誓約書内容に違反した場合、
どのような法に基づく罰則があるのか。
「私たちは上記の内容を遵守するよう約束する。
違反があった場合は、法律の前にすべての責任を負う」
→(HEPZA担当者の回答)
〇質問3.と4.共に現時点では具体的な規定や罰則はわかりかねる。
〇また、誓約書フォームはあくまでも見本のため、企業が最大限のできる範囲内での誓約で良い。
〇ついては、3.と4.の文言に違和感がある場合は
(「法律上の責任を負う」を削除など)修正して頂いても構わない。
〇ただし、本件は首相の指示、ホーチミン市人民員会委員長の指示に基づいて実施されているため、
基本的に企業は指示にあった対策を実施する責任がある。
〇また、 ホーチミン市人民委員長が「感染防止の条件が満たさないと判断された場合は
生産活動をさせないとも発言しているため、誓約書の提出が無い場合であっても
違反があった場合は処罰される。
5.誓約書の提出期限が4月8日(水)とされている。
期限まに提出できなかった場合、また提出を断念した場合、
4月9日(木)以降の操業に影響はあるのか。
⇒(HEPZA担当者の回答)
〇ホーチミン市人民委員会への報告期限もあるため、
原則4月8日(水)17時00分までご提出ください。
6.既に誓約書を提出した企業が、今回の質問へのHEPZA回答を受けて
誓約書内容の修正を希望する場合、再提出が可能なのか。
⇒(HEPZA担当者の回答)
〇既に取りまとめ済みの為、再提出は不可。
その他、詳細のお問合せ等につきましては、
各社様にてHEPZAへお問合せ下さいますようお願い申し上げます。
以上